2025.08.05

エジプト人、センス良すぎ。
美と信仰のリアルが山形にやってきた

企画展トビラ

フロットでは昨年度より、「リベラルアーツ支援」として、多様な価値観や文化への理解を深める取り組みを進めています。その一環として、現在「古代エジプト美術館展」の鑑賞を推奨しています。

本展では、王墓から出土した儀式用の遺物から、当時の人々の暮らしを伝える生活用品まで、2,000点を超える貴重な展示品が紹介されています。
いずれも3,000年以上前に作られたとは思えないほど精緻で美しく、私たちに「なぜ、そこまで美しく作る必要があったのか?」という問いを投げかけてきます。

その背景には、古代エジプト人が持っていた「死後の世界」への深い信仰があります。
死は終わりではなく、「再生の入口」と捉えられ、来世への準備や儀式、装飾への強いこだわりが文化として花開いていたことが展示品を通じて確認できます。

日常から少し距離をおきながら、時を超えた祈りや造形美と向き合うことで、参加された方が、リベラルアーツの学びをより深めていければと願っています。